こんにちは。放送作家の板橋めぐみです。
テレビやラジオの企画・構成の仕事を始めて、かれこれ20年以上経ちます。
去年まで5年ほど大学講師として、メディア関連の授業を担当していました。
最近、一般の方々の自己紹介をお作りする 「自己紹介オーダーメイド」というサービスを始めたところです。
まずは「わかりやすく」することから始めよう 前回は、「出会った相手が飽きずにあなたの自己紹介を聞いてくれるためには 3つの条件があること」「その3つの条件・ポイントは『わかりやすい』 『共感できる』『役に立つ』」だというお話を書きました。 今回は、「わかりやすく」するための最重要かつ基本中の基本について
書いてみます。 「わかりやすく」するために、まず何から始めたらいいか。
私がオススメしているのは、伝える情報を「一つにしぼる」ということです。
これまでいろいろな方の自己紹介を見てきましたが、
8割ぐらいの方の自己紹介は、
あれもこれも、た〜くさんのことが盛り込まれています。
これにはいろんな理由があります。
「自分には多面的な魅力がある」ということを伝えたい!という思い。
「いろんな話をした方が楽しんでもらえるのでは」というサービス精神。などなど
お気持ちはすご〜くわかります!!
でもこれだと、あなたの熱い思いが裏目に出てしまうんですね。
あなたの自己紹介は「幕の内弁当」になりがち
ご自身が、自己紹介をされる側になった時のことを思い出すと
納得がいくと思いますが…
人は、一度にたくさんのことを覚えることができません。
せいぜい一つか二つ。
お相手の特徴を一つと、苗字をなんとなく覚えるのが精一杯。
(多くの場合は、苗字も覚えられません)
なのに、一度にいろんな情報をお伝えしてしまうと
結局一つも覚えられず、「あれ? なんの人だっけ?」となってしまうのです。
これではもったいない!!
こういう状況を、テレビの世界の人はたまに
「幕の内弁当」に例えます。
幕の内弁当、いろんなおかずが入っていて、とても楽しいですよね。
でも、食べた後は何を食べたか忘れてしまいます。
「あの幕の内弁当、美味しかったな〜 また次、買おう」とは
なかなかなりません。
これが、焼肉がド〜〜ン!の焼肉弁当や
崎陽軒のシウマイ弁当となると、インパクト抜群。
「美味しかった〜 またここの焼肉弁当買おう!」となるのです。
自己紹介は、出会いを「次」につなげるためにするものですから、
あなたが目指すべきは、
「幕の内弁当」的な自己紹介ではなく、
「焼肉弁当」「シウマイ弁当」のような自己紹介なのです。
では、「焼肉弁当」的な、しぼりこまれた自己紹介をするには
どうしたらいいのでしょうか。
この続きはまた次回。
皆さんの魅力が開花することを願って、毎回、お花の写真をアップします。
放送作家の「自己紹介オーダーメイド」にご興味のある方は、
こちらまでお願いします!
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